My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』
再訪したい温泉 シリーズNO.013
ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!
【長崎県 雲仙温泉/小浜温泉】
雲仙温泉(うんぜんおんせん)は、長崎県雲仙市小浜町雲仙にある、キリシタン殉教悲史の舞台で世界的に有名な温泉。日本初の国立公園(雲仙天草国立公園)に指定された温泉保養地である。
雲仙には30に及ぶ地獄がある。地獄の遊歩道沿いには真知子岩、婆石、鏡石、キリシタン殉教碑、聖火燃ゆ之碑といった奇岩・石碑が点在し、地獄展望台や足湯等も設けられている。
温泉街は噴気帯「雲仙地獄」を囲むように存在し、その地獄内に遊歩道が整備されている。
共同浴場は、湯の里共同浴場、新湯温泉共同浴場、古湯地区に湯の里温泉共同浴場、小地獄温泉地区に“ 小地獄温泉館 ”などが存在する。
開湯は701年(大宝元年)に、行基によって温泉山満明寺が建立されたことに始まる。同時に四面神を祀る温泉神社も建立されたとされる。 温泉地として開発が始まったのは約350年前、松平忠房の命により湯守を勤めた加藤善右衛門が湯宿(現在の湯元ホテル)を設置したことによるとされる。
<泉質>
硫黄泉
●雲仙 “ いわき旅館 ”
雲仙温泉街の中心にあり、雲仙地獄、温泉神社の隣に位置する老舗旅館。雲仙温泉では唯一、敷地内に源泉を持っているので、鮮度の高い源泉100% 掛け流しで提供される。
●雲仙 小地獄温泉地区 “ 小地獄温泉館 ”
1919年に共同浴場としてOPENした歴史ある温泉館。自家所有の自噴源泉を専用配管で浴槽まで引湯し、100% 源泉を掛け流ししている。乳白色の湯は硫黄(硫化水素)の匂いが香る弱酸性で美肌の湯。
小浜温泉(おばまおんせん)は、長崎県雲仙市小浜町にある温泉。有明海に大きく突き出した島原半島で、長崎から雲仙への玄関口にあたり、島原半島の西側、雲仙国立公園の西麓に位置し、橘湾に臨む風光明媚な温泉地。リウマチ・神経痛に効果のある高温で湯量の豊富な温泉として昔から多くの人に親しまれている。『 湧出量 × 湯温 』で求められる「放熱量」は日本一。
橘湾に沿って細長く約25軒の旅館・ホテルが連なっているほか、3軒の共同浴場がある。たくさんの源泉があり、高温の温泉が毎日1万5000トンも湧出している。
「肥前風土記」にも記されている古湯で1900年代から湯治場として利用されるようになった。1962年3月10日、既に国民保養温泉地に指定されていた雲仙温泉の指定範囲拡大の際に、小浜温泉の範囲も国民保養温泉地に指定された。
<泉質>
ナトリウム-塩化物泉
源泉温度105度。放熱量日本一。
●“ おたっしゃん湯 ” 脇浜共同浴場
小浜温泉街の南の端に『脇浜共同浴場』がある。裏通り(旧道)沿いにあるこの共同浴場は“ おたっしゃん湯 ”と呼ばれ、昭和レトロの雰囲気がムンムン感じる魅力的な共同浴場。正に、「侘び・寂び」の世界。浴槽は2つに分かれていて、奥が41度、手前が46度。源泉温度が高いので加水をしているが、鮮度は抜群。ナトリウム-塩化物泉の温まりの湯だ!
周囲は民家に囲まれていて探すのにやや苦労する隠れ家的な奥まった共同浴場。味のある小さな看板が旧道沿いに掲げられている。
「おたっしゃん湯」の名前の由来は、創業当時、近くで商店を開いていた「タシさん」(番台に座るオーナーのご家族である宮本純子さんのお祖母さんのご姉妹)という女性のお名前から付けられたそうだ。
昭和12年に創業した「おたっしゃん湯」は、激渋好きにはなんとも堪らない魅惑の浴場。日本でも屈指の素晴らしい共同浴場だ!!!
●美しい夕陽と至福の湯あみ 旅館 “ 國崎 ”
小浜温泉にある「和」の情緒あふれる木造温泉宿。豊富な湯量の自家源泉があり、源泉100%掛け流しの天然温泉。
「小浜の夕日は日本一 今日の日本一に感謝する 小浜の湯」
旅館 “ 國崎 ”は、裏通り(旧道)にあり、周囲の町並みの中でもひときわ個性を放っていて、古都の路地に見かける旧家のような佇まい。客室は9室と小ぢんまりした宿で、海辺の温泉街ならではの地元料理を楽しむことができる。サービスは、極めて快適。館内にさりげなく置かれたさまざまな民芸品も、建物の雰囲気に調和している。
旅館 “ 國崎 ”は、『日本秘湯を守る会』の会員宿でもある。本当にいい宿だ!!!