旅館再生! ほんものの" 地方創生・地域活性化 "はこれから始まる! 6

My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』

再訪したい温泉 シリーズNO.006

 

ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!

 

【大分 別府温泉】PART1 別府八湯“ 別府温泉 ”

別府温泉(べっぷおんせん)は、大分県別府市の市内各地に数百ある温泉の総称。別府八湯(べっぷはっとう)、別府温泉郷(べっぷおんせんきょう)とも呼ばれ、温泉都市として知られる別府は、源泉数、湧出量ともに日本一。

別府市内には、おのおの泉質や雰囲気を異にした温泉が数百あるが、それらは歴史の異なる8箇所(別府温泉・浜脇温泉・観海寺温泉・堀田温泉・明礬温泉・鉄輪温泉・柴石温泉・亀川温泉)の温泉郷を中心に分布しており、これらを総称して『別府八湯』と呼んでいる。

別府温泉は、広義の別府温泉『別府八湯』を構成する温泉のうちの別府市中心部にある温泉街の名称でもある。この狭義の別府温泉は、JR別府駅周辺に位置する温泉街で、駅に近く交通の便がよい。単純泉、食塩泉、重曹泉、重炭酸土類泉など多数の温泉が湧き、各泉質に応じて効能がある。地元住民を対象とした町内会経営の『共同温泉』も多く、観光客も利用できる。温泉街は『別府八湯』の中では最も歓楽的な要素が強く、夜になれば飲食店や別府タワーなど繁華街のネオンが煌く。

 

また、『別府八湯』では、毎年4月のはじめに別府八湯の豊かな温泉の恵みに感謝して「別府八湯温泉まつり」が開催される。2001年(平成13年)から開催されている別府八湯温泉泊覧会(オンパク)や、別府八湯の選び抜かれた温泉施設から88湯に入浴し、温泉道名人の認定を目指す“別府八湯温泉道”という別府八湯を知るうえでとても楽しい体験型イベントがある。もちろん、私も88湯を制覇した第7717代の“別府八湯温泉道”の名人である。

さらに、“別府八湯温泉道”名人会主催の別府八湯に関する自然・歴史・産業・文化・別府八湯温泉道(あるいは日本の観光全般、温泉&温泉地)など様々な分野から出題される難関試験、別府八湯検定試験での高得点者として、「別府八湯準カリスマ」に認定されている。

 

<泉質>

単純温泉・二酸化炭素泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉

 

<写真説明>

1.JR別府駅&油屋熊八(あぶらやくまはち)像DSC_0627.jpg

別府観光の生みの親と言われている油屋熊八。満面の笑みで、高く両手を挙げたポーズは、別府駅に降り立つとまず目に入り、人々を包み込むようなそのスケールの大きさと存在感がある。熊八は別府を観光地にしようと、別府港に桟橋を作る運動をしたり、観光バスを通して日本で始めてのバスガイドを乗せたり。地獄めぐりも温泉マークも熊八のアイデア。「山は富士、海は瀬戸内海、湯は別府」というキャッチフレーズも考案した。

  

DSC_0495.jpg2.竹瓦温泉(たけがわらおんせん)

竹瓦温泉は、大分県別府市元町にある市営の共同温泉。正面に唐破風の屋根を持ち、入母屋造や寄棟造の屋根や裳階が組み合わされ、複雑な表情を見せる壮麗で大規模な木造2階建て。威風堂々、どっしりそびえ立つ豪壮な建物。不思議と周辺は艶街。

 

 

 

3.駅前高等温泉DSC_0547.jpg

JR別府駅前通りに面した「駅前高等温泉」は、大正洋館風の外観が印象的な温泉施設。2階の大広間には休憩室を設けており、予約すれば安価で宿泊ができる。温泉は、半円形の湯船に無色透明の湯が掛け流しになっている“あつ湯”と、市営・町営の温泉施設で初めての檜風呂 “ぬる湯”の2種類。観光の合間に立ち寄れる、利便性の高い温泉だ。

 

4.別府タワー

別府タワーは、大分県別府市にある観光塔である。旧名、観光センターテレビ塔。高さは90m。名古屋テレビ塔、通天閣に次ぎ、日本で3番目に建てられた高層タワーで、別府観光のシンボルとして親しまれている。塔博士とも呼ばれる建築構造家・内藤多仲のタワー六兄弟の一つ。(他は、名古屋テレビ塔、大阪通天閣、さっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワー)

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5.不老泉(ふろうせん)DSC_0503.jpg

不老泉は、大分県別府市中央町にある市営の共同温泉。JR別府駅から徒歩約5分と交通の便がよい。かつて皇太子時代の昭和天皇が訪れたこともある別府市を代表する温泉である。