My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』
再訪したい温泉 シリーズNO.098
ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!
【群馬県 法師温泉『 長寿館 』】
法師温泉(ほうしおんせん)『 長寿館 』(ちょうじゅかん)は、群馬県利根郡みなかみ町永井、上信越国立公園内にある創業140年の一軒宿の温泉地。群馬県と新潟県の県境、三国峠にも近い標高800mの高所に「日本秘湯を守る会」に属する一軒宿の『 長寿館 』 がある。1999年4月20日、湯宿温泉・川古温泉と共に国民保養温泉地に指定されている。
関越自動車道 月夜野ICより約40分。JR上越新幹線 上毛高原 駅よりバス35分、猿ヶ京下車バス15分。
法師温泉の魅力は、なんといっても混浴の「法師乃湯」。
開湯時期は不明だが、1200年前の開湯と推察されている。長寿館公式ウェブサイトには、「弘法大師」巡錫の折の発見とある。このため混浴の大浴場を「法師乃湯」と称している。
この浴室「法師乃湯」は、国の有形文化財に登録。
天井は貼られず、丸太を削った野太い梁や屋根裏がむき出し。大正ロマン風でありながらも、豪快さと開放感を兼ね備えている。
かつて国鉄のフルムーンのポスター(上原謙と高峰三枝子が入浴している写真)が撮影され、一躍法師温泉の名が全国的に有名になった。このポスターは今でも館内に飾られている。
古くは、与謝野鉄幹、与謝野晶子、若山牧水、川端康成をはじめとして多くの文人墨客も訪れたそうだ。
宿の開業は明治8年。「法師乃湯」は、明治28年建築の鹿鳴館様式の建物で、建築後1世紀を経ており、浴槽の底には一面に玉石が敷き詰められ、その隙間から温泉が自然湧出する仕組みになっていて、4つの浴槽(丸太の枕木で8つに仕切られている)の温度が微妙に違う。
大浴場の脱衣所は男女別になっているが、浴場は混浴となっている。浴場内の浴槽の周りにも脱衣箱が置かれている。
混浴の「法師乃湯」は、タオル・湯あみ着を巻いた状態での入浴は不可。女性にはハードルの高い温泉であることも事実。。。しかし、宿泊者には、女性専用時間が設定されているので、その時間帯に安心して入浴を楽しめる。ご安心を!!!
泉質は、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。透き通った清澄なお湯で、湯船の底に敷かれた砂利の間から源泉が湧出。脱衣場の下から湧き出す源泉も湯船に引かれ、浴槽内で38~41度程の適温やや温めに調整されている。
硫酸塩泉は、一見、特徴がなく感じるが、実は肌にハリと潤いを与えるアンチエイジングの美人湯。血行促進効果もあるとされ、浴後は温まり感が長時間持続する泉質。体の外からも中からも健康になれ、極めて温浴効果の高い泉質。優れた効能を持つ温泉を、絶妙の温度で楽しめる点が最大の魅力。
<泉質>
硫酸塩泉。(カルシウム、ナトリウム硫酸塩泉、無色透明)
源泉温度 42.7度。
湧出量 155.5リットル/分。
群馬県は、母方の出生地、私の大切な “ ふるさと ” である。たくさんの友をよく案内したものだ。
当地、法師温泉『 長寿館 』 には、50回は出向いているだろう。しかし、時は過ぎても変わらない老舗、伝統の重み。そのお湯は、いつも期待に応えてくれる。
古い写真は、33年前に出向いた写真。
今でこそ、文春砲:週刊文春の編集局長の新谷学君、ブルックスブラザーズジャパンの初代ブランドアンバサダーの大平洋一君、日野自動車の三上康二郎君と、学生時代に群馬県中之条町の私の自宅を拠点に、「法師温泉」、「伊香保温泉」、「草津温泉」、「尻焼温泉」、「水上温泉」、「万座温泉」、「白根山」、「野反湖」、「榛名山」、「四万温泉」、「沢渡温泉」などなど、テニス・スキー・キャンプ・温泉と、よ~く遊び、よ~く呑み明かした。
数えきれない思い出の数々。本当に楽しかった。
人生100年時代。
『 長寿館 』 の名に肖って、また、みんな揃って出向きたいものだ。。。
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