My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』
再訪したい温泉 シリーズNO.092
ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!
【熊本県 天草温泉 『天草松島温泉』/『天草下田温泉』】
九州豪雨から、今日で1か月。
熊本県は、父方の故郷。私にとって第二の故郷である。
令和2年7月豪雨によって熊本も甚大な被害を受けた。その爪痕の大きさに驚嘆するばかりだ。
『 あらためて、お亡くなりになられた方々のご冥福とご家族へお悔やみを申し上げ、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。 』
コロナ禍の中での被災、本当に心苦しく胸が痛む。とにかく健康と身の安全に十分留意されることを願う。
故郷への熱い思いを込めて、幼い頃から幾度も訪ねた 『 天草 』 の魅力を少しだけ紹介したい。
天草は、かつてキリスト教(カトリック)の布教が広がり、キリシタン弾圧や島原・天草の乱などの悲劇もあったことから、キリシタンの島として知られ、現在も3か所のカトリック教会がある。
「天草諸島」は、元来、全域が肥後国天草郡だったが、1581年に長島・獅子島などが薩摩国出水郡に編入された。現在、これらの島々は鹿児島県長島町に属している。
天草温泉(あまくさおんせん)は、大きく上島(の北部)と下島に分かれ、上島「上天草市」の『松島温泉』と下島「天草市」の『下田温泉』に分かれる。
松島温泉(まつしまおんせん)は、熊本県上天草市(旧:天草郡松島町)にある温泉。
松島という場合、宮城県の日本三景・松島が有名であることから、観光PRなどでは多島海の景勝地・天草松島から名を取って『天草松島温泉』という表記を用い、旧肥後国・天草の温泉であることをアピールする場合が多い。
JR三角線 三角駅よりバスで約30分。またはJR熊本駅よりバスで約100分。
上天草市 大矢野~松島 間は、「天草五橋」(天草パールライン)で繋がっている。
「天草五橋」は、九州本土と天草諸島を結ぶ橋で、昭和41年完成。三角から大矢野島・永浦島・大池島・前島を経て天草上島まで5つの橋で結ばれている。
1号橋(天門橋):三角と大矢野島を結び、五橋の中で最も海面からの高さがある。
2号橋(大矢野橋):大矢野島と永浦島を結び、ベージュ色のアーチ。
3号橋(中の橋):永浦島と大池島を結ぶ。
4号橋(前島橋):大池島と前島を結び、五橋の中で一番の長さ(510m)を誇る。
5号橋(松島橋):前島と天草上島を結ぶ赤い橋。
「天草松島温泉」の源泉開発は、1979年に始まった。当初は、400mボーリングを実施したものの「温泉法」を満たした温泉は湧出しなかった。
再び1981年に700mボーリングを実施して、源泉温度36度の温泉の湧出に成功し、開湯した。
さらに1998年に高温源泉の開発を行い、1330mボーリングを実施して、現在の源泉温度44度の源泉を開発した。
雲仙天草国立公園内、天草の松島に温泉街が広がり、旅館、ホテルは十数軒存在する。
共同浴場は存在しないが、日帰り入浴施設・貸切り湯が1軒、「やすらぎの湯 海ほたる」がある。
<泉質>
ナトリウム-塩化物泉。
源泉温度44度。
下田温泉(しもだおんせん)は、熊本県天草市(旧:国肥後国)にある温泉。
JR熊本駅から九州産交バス(快速バス)で本渡バスセンター乗換、約3時間。
開湯は740年前とされる。開湯伝説によれば、白鷺が傷を癒しているところを発見したとされる。白鷺に因む開湯伝説を持つ温泉地は、他にも岐阜県「下呂温泉」、山形県鶴岡市「湯田川温泉」、広島県広島市「湯来温泉(ゆきおんせん)」などがある。
下津深江川の河口近くに温泉街が広がる。旅館などが十数軒存在しており、共同浴場は「白鷺館」の1軒だけ。
『 天草下田温泉五足の湯(足湯) 』
明治40年に天草を訪れた五人の詩人「五足の靴」に因なんで「下田温泉五足の湯」と名づけられている。ユニークな観光スポットだ。
お湯の温度は約42度で、足を浸して30分もすると体中から汗が吹き出るほど温まる。
<泉質>
塩化物泉。
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