My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』
再訪したい温泉 シリーズNO.087
ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!
【大分県 別府温泉 別府八湯 「亀川温泉」】
シリーズもNO.88になった。88といえば、別府八湯88湯巡り。
「 山は、富士! 海は、瀬戸内! 湯は、別府! 」
別府温泉(べっぷおんせん)では1996年(平成8年)8月8日8時8分8秒に有志が「別府八湯(べっぷはっとう)独立宣言」を発表し、それぞれの温泉の魅力の発信に取り組んだ結果、「別府八湯」の名が広く知られるようになった。
別府温泉は、大分県別府市の市内各地に数百ある温泉の総称。別府八湯、別府温泉郷(べっぷおんせんきょう)とも呼ばれ、温泉都市として知られる別府は、源泉数、湧出量ともに日本一。
別府市内には、おのおの泉質や雰囲気を異にした温泉が数百あるが、それらは歴史の異なる8箇所(別府温泉・浜脇温泉・観海寺温泉・堀田温泉・明礬温泉・鉄輪温泉・柴石温泉・亀川温泉)の温泉郷を中心に分布しており、これらを総称して『別府八湯(べっぷはっとう)』と呼んでいる。
例年だと、『別府八湯』では、毎年4月のはじめに別府八湯の豊かな温泉の恵みに感謝して「別府八湯温泉まつり」が開催される。<今年は残念ながら中止(写真は昨年の駅前の様子)>
2001年(平成13年)から開催されている別府八湯温泉泊覧会(オンパク)や、別府八湯の選び抜かれた温泉施設から88湯に入浴し、温泉道名人の認定を目指す“別府八湯温泉道”という別府八湯を知るうえでとても楽しい体験型イベントもある。僭越ながら、私も88湯を制覇した第7717代の“別府八湯温泉道”の名人である。
別府八湯「亀川温泉」
亀川(かめがわ)温泉は、JR亀川駅至近の海沿いにある温泉街。
江戸時代の豊国紀行に「里屋に温泉有り、塩湯なり里屋村を又亀川村という」と記されていて、海岸に豊富な温泉が湧出し天然「砂湯」は亀川温泉の名物であった。別府の北の玄関として豊前小倉への交通の要衝でもあったため旅人の疲れを癒す湯治場として栄えた。
大正時代に開院した海軍病院(現・国立病院機構別府医療センター)を中心に発展し、1950年には別府競輪場が開設された。JR亀川駅の近くには市営温泉「浜田温泉」と浜田温泉資料館がある。一遍上人が九州に上陸した地点と言い伝えられている上人ヶ浜(別府大学駅近く)に、市営温泉「別府海浜砂湯」がある。
「浜田温泉」
古くは浜田鉱泉・内竈の湯とも言われ、明治中期の文献によると発見は明治30年頃とされる。
昭和10年に建設された温泉は、1階が温泉、2階が公民館として長年利用されていたが、平成14年4月、温泉の前に新たに鉄筋コンクリート和風造平屋建ての温泉がオープンし、旧:温泉の建物は、浜田温泉資料館となっている。
「亀陽泉」
中世に災害のため埋没してしまった温泉場が明治時代に再発見されたのが「亀陽泉」で、当時は「新湯」と呼ばれていた。
大正期には亀川随一の設備を誇る2階建ての温泉場で、1階に瀧湯、砂湯、泉浴を設け、2階は休憩室兼料亭があった。昭和初期の改築では壮大な浴室を建設したので「千人風呂」とも呼ばれた。
昭和40年に建設された「亀陽泉」は、1階が浴場、2階は地元自治会が管理する集会場だった。 平成28年7月にリニューアルオープンした建物は、ホスピタリティに溢れる温泉として、様々な方に気持ちよく訪れて頂けるような施設を目指して改築された。
「あつ湯」と「ぬる湯」を設けているので、好みに合わせて入浴できる。随所に見られる “ 亀の甲羅 ” をモチーフにしたデザインにも注目。
「別府海浜砂湯」
「別府海浜砂湯」は、別府国際観光港の隣で、現在では少なくなった砂の浜辺が残っている上人ヶ浜(しょうにんがはま)の一角にある。古い文献には、建治2年(1276)に「一遍上人(いっぺんしょうにん)が九州にくるや、初めてこの地に上陸したとの伝説があり、上人ヶ浜の名ある所以となり」と、その地名の由来が記されている。
<泉質>
ナトリウム・塩化物泉。
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