旅館再生! ほんものの" 地方創生・地域活性化 "はこれから始まる! 63

熊本豪雨により、被災された方々には心からお見舞いを申し上げますと共に、早くも復興に尽力されているみなさまには深く深く感謝申し上げます。コロナ禍の中での被災、本当に心苦しく思います。まだまだ、危険な状況が続きます。とにかく安全と健康に留意されますことを懐中よりお祈り申し上げます。

 

この度の災害により被害を受けた “ 第二の故郷 ” を含むすべての地域とすべての方々に哀悼の誠を捧げ、一日も早い復旧・復興を祈念申し上げ、僭越ではありますが、熱い思いで、熊本天草 『 弓ヶ浜温泉 』 の魅力とその復活パワーを紹介させて頂きます。

 

My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』KIMG0430.JPG

再訪したい温泉 シリーズNO.063

 

ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!

 

【熊本県 天草 大矢野温泉・弓ヶ浜温泉 大洞窟の宿 『 湯楽亭 』/天草温泉】

弓ヶ浜温泉(ゆみがはまおんせん)は、熊本県上天草市にある温泉。大矢野温泉は、弓ヶ浜温泉を含む熊本県上天草市大矢野町に点在する温泉を総称したもの。

 

弓ヶ浜温泉は、有明海を臨む温泉で旅館は、大洞窟の宿 『 湯楽亭 』 一軒のみである。

 

天草の玄関口、天草1号橋(新天城橋)を渡り車で15分。波静かな弓ヶ浜海岸から少し入った閑静な地の白壁土蔵二階造り。自然の緑に映える館。

大洞窟の宿 『 湯楽亭 』 は、秘湯の宿の中でも数少ない海に囲まれた宿だ。

 

KIMG0417.JPG浴槽は男女とも4つずつあり、白湯・赤湯と2種類の源泉が楽しめる。白湯の岩風呂、赤湯の丸太造風呂、露天風呂、全長33mある手掘りの大洞窟が名物。

洞窟は家族全員で手掘りしたというのだから、一見する価値あり。パワースポットでもある。白湯は昭和52年に33℃で掘削され、平成8年に高温泉となる赤湯を採掘。ところが、平成28年の「熊本地震」の際、赤湯が被災。再度、1000メートルのボーリングを行い、丸々2年の大工事の末、苦労が実り、念願が叶って、平成30年10月復活に成功。

新たに湧出した “ 新赤湯 ” は、さらに成分(含二酸化炭素)が加わり、日本でも希少な含二酸化炭素ナトリウム塩化物-炭酸水素塩泉となった。肌にびっしり気泡がつくお湯。四季で色合いが変化し、生きた温泉とも呼ばれる “ 新赤湯 ” の洞窟風呂は、温泉好きの間でも話題の温泉。白湯は、弱アルカリ性の柔らかな浴感ですべすべツルツルの肌に!

入浴の後には、弓ヶ浜温泉の白湯で淹れたコーヒーのサービスがある。

 

≪ 天然温泉[ 温泉伝説 ]初代が見つけた温泉「無言の“ここを掘れ!湯が湧き出るぞ”」KIMG0419.JPG

初代館主は昭和45年1月の寒い早朝、せせらぎの音に目が覚めた。

音のする場所に眠い目をこすりながら行くと、そこは庭の一角で、何もないはずの所に湯けむりが立ち、川が流れている。

「おかしい」と思いながらよく見ると、目の前に見知らぬ老人が立っていた。真白い顔に白い長いひげをした白衣の老人である。そして老人はいきなり顔を洗い出した。

「おじいさんはどこの人ですか?」と尋ねたが、おじいさんは無言だった。

館主は、湯気の立ち上るその流れに手を入れてみた。

「わあ!お湯だ」その瞬間、おじいさんは白い蛇になり流れの中を泳ぎ、去って行ってしまった。

それから数年が経ち、ひょんなことから地下水のボーリングに取り掛かることになった時、

館主はふと温泉の夢を思い出し、すぐにボーリング屋さんと相談して温泉の採掘を始めた。

家族は半信半疑だったが館主にはためらいは無かった。

そして一年と少しが経った頃、おじいさんのお告げ通りに何も無かったところに本当に温泉が湧きだした。 ≫(大洞窟の宿 『 湯楽亭 』ホームページより)

KIMG0427.JPG<泉質>

● 赤湯 ナトリウム塩化物- 炭酸水素塩泉

● 白湯 ナトリウム- 炭酸水素塩泉

 

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