旅館再生! ほんものの" 地方創生・地域活性化 "はこれから始まる! 61

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再訪したい温泉 シリーズNO.061

 

ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!

 

【長野県 沓掛温泉『 小倉の湯 』 / 田沢温泉『 ますや 』 】

沓掛温泉(くつかけおんせん)は、長野県小県郡青木村にある温泉。

夫神岳(おかみだけ)の西麓の標高670mの山あいの静かな自然溢れる環境の中、沓掛川右岸の坂を登った傍にある。田山花袋が愛したことで知られる。

山の中の小さな温泉地で、 “ 何もないのが魅力 ” 。自慢は、自然と空気。空気が良い!

温泉地は小ぢんまりとしており、おもとや、かどや、かなふや(叶屋)の3軒の旅館があり、かつては125名の収容力があったが、かどや旅館は、「日帰り温泉ふるさと」となり、おもとや旅館は、『 満山荘 』 (日本秘湯を守る会 会員宿)としてリニューアルした。

共同浴場は1軒、『 小倉乃湯 』」(おぐらのゆ)がある。

温泉が地域の生活に密着しており、温泉を利用した野菜などの洗い場が共同浴場の横にある。

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『 小倉乃湯 』

青木村は上田市の隣、日本の原風景が広がるのどかな村。沓掛温泉はその青木村のさらに奥、静かな農村にある古湯。歴史ある温泉。

特別有名なわけでもない沓掛温泉だが、そこには地元の人のみならず、県外の温泉マニアからも大絶賛される、共同浴場の小倉乃湯がある。人気の理由は何といってもその新鮮なお湯! 温泉好きには、行く価値がある、一度は行っておきたい温泉。

<泉質>

硫黄泉。

源泉温度39度。

 

田沢温泉(たざわおんせん)は、長野県小県郡青木村にある温泉。

開湯は飛鳥時代とも奈良時代とも言われ、当地で坂田金時が生まれたとの伝説が残る。DSC_0104.jpg

島崎藤村は、当地の 『 ますや旅館 』 に逗留し、「千曲川のスケッチ」の一節「山の温泉」を着想した。藤村が滞在した部屋は同旅館に現存し、正に、私は運よくこの部屋に泊まった。

1970年3月24日、厚生省告示第60号により、沓掛温泉とともに国民保養温泉地に指定された。

石畳の道や、その両側に並ぶ木造建築の旅館など、鄙びた雰囲気の最高の温泉地である。歓楽色は一切ない。街中には湯川のせせらぎが流れる。このせせらぎの音が心に沁みる。田舎の音響、自然だからこそヒーリング効果抜群の癒しである。せせらぎだけを聴くために宿泊するのも “ いとおかし ” 。

旅館は5軒存在する。

共同浴場は1軒、「有乳湯」(うちゆ)が『 ますや旅館 』 のすぐ上にある。また、「くつろぎの湯」という村営の日帰り入浴施設も存在する。

DSC_0098.jpg映画「卓球温泉」【「卓球温泉」(たっきゅうおんせん)は、1998年に公開された日本映画。卓球のイベントで寂れた温泉街を復興しようとするコメディ映画。映画の影響により、「温泉で卓球をする」のが流行し、卓球ブームを起こした。松坂慶子・牧瀬里穂、出演】の舞台となった旅館こそが、 『 ますや旅館 』 だ。

 

『 ますや旅館 』

木造三階建て高楼の宿。

島崎藤村が、小諸塾で教鞭をとって2年目の明治32年8月に 『 ますや旅館 』 に宿泊している。藤村が訪れた往時のその静けさをそのままに、高楼からの眺望は、今も変わることなく、四季折々の彩りをみせてくれる歴史ある落ち着きの宿。都会の喧騒を逃れ、骨を休めるのに最高の宿。行き過ぎない、居心地の良い  お・も・て・な・し 。

必ずや、再訪したい!!!DSC_0109.jpg

 

<泉質>

硫黄泉。

源泉温度41度。

 

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