旅館再生! ほんものの" 地方創生・地域活性化 "はこれから始まる! 49

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再訪したい温泉 シリーズNO.049

 

ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!

 

【鹿児島県 栗野岳温泉 『 南洲館 』 】

栗野岳温泉(くりのだけおんせん)は、鹿児島県姶良郡湧水町木場にある温泉。広義の霧島温泉郷を構成する温泉の一つ。

『 南洲館 』は、九州自動車道、栗野岳ICから車で約8Km、JR栗野駅から車で約7Kmの噴気が立ち上がる山の中腹に建つ秘湯の一軒宿。泥湯や蒸し風呂、飲泉が設置されている。

 

KIMG0028.JPG栗野岳温泉は明礬を採掘する山として江戸時代中期に開かれた。

 

『 南洲館 』 の屋号は、南洲館として操業を始める前の明治9年に西郷隆盛がここに逗留したことに由来する。西郷隆盛は、当時、患っていた象皮病の療養のために、硫黄泉を求めて湯治をしていたと言われている。その後も地元の人たちを中心に来館者が途切れることがないというから、お湯の良さと効き目は保証付きだ。

静かに山の湯を楽しむ本物志向の来訪者に、商売気?をあまり感じさせない4代目のオーナー:永峰周作さんと愛犬のレオが穏やかに応対してくれる。

 

温泉は、湯治部および旅館部に分かれ、日帰り入浴可能。

三種類の異なる源泉は二日かけて50度ほどに下げられ、それぞれ特長のある蒸し風呂や泥湯があり、昔ながらの温泉の姿である。image-asset.jpg

 

白濁した泥湯の「竹の湯」、胃腸病や神経痛にいい「桜湯」、八幡大地獄の蒸気を利用した「蒸し風呂」、そして飲む温泉の「ラムネ湯」がある。

 

宿の裏にある八幡大地獄は九州一の噴気孔で、蒸気で蒸す「鶏の地獄蒸し」(予約注文制)は、ここの名物料理だ。真っ黒に蒸された温泉卵も名物。

 

「日本秘湯を守る会」の会員宿

 

 

image-asset2.jpg<泉質>

源泉は3種類ある。

竹の湯  酸性・含鉄(II、III)-アンモニア-硫酸塩泉(明礬緑礬泉)。

強酸性の白濁した湯である。浴槽底には白い湯泥が貯まっている。

 

桜湯  酸性単純硫黄泉。

わずかに白濁した湯。弱酸性。源泉温度が高いため加水している。

 

蒸し湯  酸性単純硫黄泉(ラジウム含有)。

90℃の源泉を利用した蒸し風呂。

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