My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』
再訪したい温泉 シリーズNO.045
ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!
【長野県 上諏訪温泉】
上諏訪温泉(かみすわおんせん)は長野県諏訪市に湧出する温泉。
諏訪湖東岸にあり、日本最古の温泉保養施設である片倉館(国の重要文化財)の千人風呂が有名。片倉館は、大正から昭和の初期に日本における輸出総額の約4割が絹製品であった当時、シルクエンペラーと称された片倉財閥により地域住民に厚生と社交の場を提供するため1928年(昭和3年)に竣工され、それを運営する財団法人片倉館が1929年(昭和4年)に設立された。
千人風呂は、天然温泉を豊富にたたえる大理石造りの浴槽。100人が一度に入浴できるほどの広さといわれるが実際は30人も入れば一杯だろう。深さ1.1mの浴槽の底には玉砂利が敷き詰められた立ち湯。石玉の心地良さを足裏に感じる。浴場のステンドグラスや周囲の彫刻、装飾も一見の価値がある芸術のお風呂だ。
諏訪湖畔には遊歩道が設けられており、周辺には大型ホテルや無料で利用できる足湯、美術館がある。日帰り入浴施設は温泉街の外れにある「すわっこランド」一か所だけだが、ホテルの一部は温泉施設を宿泊客以外にも日帰り入浴可として開放している。
また、諏訪湖間欠泉センターで間欠泉を見ることができる。日本一高く吹き上がっていた間欠泉は、現在、出量が衰え人工的に加圧して噴出させている。かつては高さ50mの噴出であったが、今は15m程度。諏訪湖間欠泉センターでは、間欠泉と七つの温泉の湧出口「七ツ釜」から漂う湯けむりを見学できる。2階「諏訪のロケ地レビュー展」には諏訪地方で行われた映画・ドラマの撮影地の紹介や小道具があり、展望のよい3階「花火館」には “ 諏訪湖の花火大会 ” の写真や資料が展示されている。
<泉質>
単純温泉。
単純硫黄泉。
無色透明の源泉。源泉温度65度(七ツ釜温泉は80度)
上諏訪湖の「御神渡り」
信州最大の湖の諏訪湖は、毎年冬に全面結氷する。最近は、温暖化のせいで冬でも全面結氷する日が減り、「御神渡り」も起こらない年が多くなっているが、年により、その氷の厚さが10cm以上になり、零下10℃程度の冷え込みが数日続くと、湖面の氷が大音響と共に山脈のように盛り上がる「御神渡り」が見られる。何年かに一度、最高50cm~1mもの高さで湖岸から湖岸まで数kmに渡り「氷の道」ができる不思議な光景。
諏訪大社上社の男神が下社の女神のもとへと渡る恋の道であるというロマンチックな言い伝えがあり、神官が「御神渡り」かどうかを認定する拝観式が行われる。湖面の割れ目の状態を見て、その年の天候や農作物の出来、世の中の吉凶までも占う。「御神渡り」が起きない年は「明けの海」と呼ばれる。
『 諏訪五蔵 』酒蔵めぐり
諏訪湖の湖畔を走る国道20号沿いには、わずか500メートルのあいだに5軒もの酒蔵が並んでいる。
それが、「真澄」・「本金」・「麗人」・「舞姫」・「横笛」の5銘柄、「諏訪五蔵」!
蔵元は、全国の酒造りに大きな影響を与えた老舗の蔵から、家族経営で佳い酒を醸すことを信条とする蔵まで個性はさまざま。
この上諏訪では、信州 諏訪五蔵 酒蔵めぐり スタンプラリーがある。それぞれの酒蔵で試飲しながら五蔵を制覇するころには千鳥足になるとても楽しい素敵な企画だ。二順、三順は、かなりしんどい。酒好きは是非、チャレンジを!
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