My Favorite Things『にっぽんの名湯&秘湯』
再訪したい温泉 シリーズNO.044
ほんものの“ 地方創生・地域活性化 ”はこれから始まる!
【大分県 湯平温泉】
湯平温泉(ゆのひらおんせん)は、日本一のおんせん県 “ おおいた ” 大分県由布市湯布院町湯平に古くからある天然温泉で、国民保養温泉地「湯布院温泉郷」の一つ。 その歴史は由布院温泉よりも古く、伝承では鎌倉時代に始まるとされ、史料でも室町時代には存在していたことが確認できる。昭和の町村大合併で旧:由布院町と合併して旧:湯布院町となる以前は「療養型温泉地」として名が知れており、戦前は別府温泉に次いで、なんと!九州で “ 第2位 ” の入湯客を誇る温泉地だった。現状の鄙びた様子からは想像しがたい。(ビックリ!!!)
街を流れる花合野川(かごのがわ)沿いの谷間に温泉街が広がっている。温泉街の通りには江戸期に作られためちゃくちゃ味のある石畳が敷かれ風情がある。なぜか懐かしい風景。その両側に飲食店やおみやげ屋、共同浴場、旅館が並ぶ。心和む最高の雰囲気を醸し出している。人気の由布院温泉にも近く、昔ながらの雰囲気で趣があり、直近ではインバウンドにも人気のスポットとなっていた。花合野川のせせらぎを聴いているだけ、ただそれだけで心地良い。。。
街のシンボル、共同浴場は上流部から順に以下の5軒が存在する。
●金の湯 : 以前は源泉に多量の土が混じり、黄色(土色)をしていたためにこの名がある。湯量減少に伴う近年のボーリングにより現在は透明なお湯となった。透明となったあとも泉質に変わりはない。
●中の湯 : 長らく休館していたが、リニューアルして、再オープンしている。浴室が1つしかないため奇数日は女性専用、偶数日は男性専用となる。
●砂湯(中央温泉) : 花合野川の川面の間近な場所にある。台風や大雨などにより花合野川が増水した場合は土砂が流入したこともあったことから、現地では昔から「砂湯」の名称で親しまれている。中央温泉の別名があり、一時はこちらが正式名称とされ、川に面した壁に「中央温泉」と書かれていた。砂蒸し風呂ではない。砂湯橋のたもとで雰囲気があり、浴槽もいい。
●銀の湯 :2006年にリニューアルされ、足湯が併設された。
●橋本温泉 : 最も麓にあり、最も湯船や洗い場が広い。浴槽が2つに区切られており入りやすい。
<泉質>
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。
弱食塩泉。
飲泉時に胃腸に対する効能が特に優れる。温泉水を料理に使ったり、飲用で提供したりする旅館も存在する。かつてはこの温泉水を全国に出荷していた。
◆『 志美津旅館 』 人気の神秘的な大洞窟風呂と庭園を望む露天風呂。名物の「大洞窟風呂」は、40年ほど前に造られたそうで、風呂のまわりが全て自然石で囲まれた空間で神秘的なほのかな明かりに照らされている。
1階の喫茶リンデンで、ゆっくりとコーヒーを飲みながら寛ぐも良し。地ビールで喉を潤すも良し。豊かな時間を味わえる。
『 志美津旅館 』 → http://www.r-shimizu.jp/
<泉質>
ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉。
胃腸病・神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器病・慢性便秘・ストレス解消などに効く。
この、大分県 『 湯平温泉 』 も大好きな鄙びた温泉街・小さな温泉地の一つだ。ゆっくりと最低3日は滞在したい。。。但し、ホントに何もない・・・。
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